源

目標:40冊/年

@wu_st

本が好きです

さんの書評2017/12/31

2016/12/05 読了。

2016/12/05 読了。読みたい本がまた増えてしまった。ちなみに、本書で1冊だけ自分も読んだ作品「第三帝国の愛人」が取り上げられていて興味深かった。閑話休題。受刑者はノンフィクション作品を好むとの事。最近やはりノンフィクション作品ばかりを推す某番組推薦図書コーナーに失望したのだが、極論を言ってしまうと“ノンフィクション好き=マチズモ”はあながち間違いと言えないのではないか…輩は“フィクション作品=軟弱”と下に見る様な、そんな無意識の偏見を持っている気がしてならない。また、本書では「文芸作品をよく読む人は、ノンフィクションの読者や、あるいはなにも読まない人に比べて、共感力や社会適応力がすぐれていた~」との研究グループの調査結果を紹介していて、映画のフィクションは楽しめても本のそれは楽しめないという人達の障壁が想像力の欠如に他ならないのだと理解した。…翻って、ぼくの読書履歴を見て頂きたい。こんなにロマンチで博愛精神に満ちた男が他にいるだろうか…?

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さんのコメント2018/11/05

2018/10/17 読了。「キング強力推薦!」とか「キング、ツイッターで激賞!」とかの煽り帯タタキは信用しない事にしているのだけど手に取ってしまった。誰しも子供のころ無自覚に人(虫とかでもいいんだけど)を殺しかけた経験あると思うのでそんな心理を上手く突いていて面白い。

さんのコメント2018/09/27

2018年9月14日読了。古内一絵・著「キネマトグラフィカ」読了。自分がフィルム上映で最後に観た映画は多分、原田監督の「クライマーズ・ハイ」だと思う…。本作の主人公である水島栄太郎や北野咲子(というか著者)は、口コミで評判が広がり大ヒットしてる「カメ止め」に何を思うのだろうか…なんて事考えながら読んでた。

さんのコメント2018/09/02

2018年8月25日 読了。バーンスタイン生誕100年である。ジェイク・ギレンホールとブラッドリー・クーパーがそれぞれ主演で伝記映画の製作進行中…となれば、若き小澤征爾氏は御子息征悦氏が演じればいいんじゃないかな…。ぜひとも棚上げせずに公開して欲しい。

さんのコメント2018/08/15

2018年8月14日 読了。バーンスタイン生誕100年である。つい先日も「『ウエスト・サイド物語』からのシンフォニック・ダンス」や「キャンディード」などを演奏会で観てきたばかり。巨匠の中の巨匠、アンディスピューテッド巨匠の他者巻き込み力が尋常じゃない。

さんのコメント2018/07/20

2018年7月19日読了。つい最近まで読んでた「ミドルセックス」も一族三代に渡る(ギリシャ移民の)物語で、それこそ叙事詩的な色合いが強かったけど本作は当然もっと身近。「始と歩は自分だ!」とまでは言わないまでも、悲しみの…というよりはどうしようもない不安と恐れの感情に襲われ落涙。

さんのコメント2018/06/11

2018年6月7日読了。オリバー・ストーン・著「オリバー・ストーン オン プーチン」読了。ここで一句「プーチンの チンPしゃぶる チンPラ監督(字余り)」…という感じで右も左も大バッシングな米ドキュメンタリー番組の書籍化版。とまれ、かの国たらしめる何かが垣間見えたのは確か。巻末に何故か鈴木宗男氏の履歴書付き。

さんのコメント2018/06/11

2018年5月31日読了。フランシス・ハーディング・著「嘘の木」読了。コスタ賞大賞と児童文学部門賞ダブル受賞…の割に暴力、更に薬物も絡む。「ド田舎のド間抜け共これでもくらえ!」とばかりに主人公少女の繰り出すボディブロー(嘘)が島民を徐々に疲弊させて行く様はスリリングですらあり勝者無き結末は寓意に満ちてる。

さんのコメント2018/05/25

2018/05/22 読了。ジェフリー・ユージェニデス・著「ミドルセックス」読了。主人公が両性具有…となれば血の呪いの物語なのかと構えたけど、ギリシャ系移民三世代に渡る戦中戦後、そして現代までの米国近代史を切り取った一大叙事詩として、語り口も映画的なので面白い。最後は…彼が自分の血と和解したのだと思いたい。

さんのコメント2018/04/30

2018/04/18 読了。宮内悠介・著「ディレイ・エフェクト」読了。“ナイト・クラウン・クイーン、そしてキング”…これ何かの当て字なのかしら?なんてひとしきり考え込んだ。作中説明無いけどバンド名から頭に浮かんだ音は、ガレージロックとかシューゲイズとかカオティック・ハードコアとか広義のプログレとかそんな感じ。

さんのコメント2018/03/20

2018/03/21 読了。俯瞰図と写真数枚が載せられてるけど正直もっと視覚的な物欲しいなあと…。映画化の話もあるこの作品、この戦闘から生還し名誉勲章を受けた著者の語り口は既に映画っぽくて、だけどその場合色々と忖度が必要な感じになりそう。