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昼間はサラリーマン

さんの書評2017/05/25

生産性―マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの

生産性―マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの
働き方改革と声高に言われる昨今、どのようにすればライフワークバランスを良くできるのか?は経営陣だけでなく現場の上司にも求められる部分が多くある。
実際、管理職になった自分にとっては考えなくてはならない事項である。
ただ何をどうすれば生産性が高くなるのか?
仕事を素早く終わらせることだけが生産性向上に寄与しているのか?
部下に何を指示すればそれらを向上させられるのか?などの課題解決のためにこの本を参考にした。

この本によれば、最終目標を考えどのようにすれば最短距離を通れるのか?を常に意識すべきであることがわかる。
自分に置き換えて考えれば、最終目標(つまり、効率よく採用率を上げる)である。
やるべきこととやらないことの取捨選択
その根源としてこの本には以下のように断言されている。
管理職の仕事とは、「チームの生産性向上のためのリーダーシップを発揮すること」
ここで大事なのは生産性向上を個々人に指導するのではなく、リーダーシップを発揮することである部分である。
つまり、自分で畑を耕し部下に種を蒔かせ収穫してもらうだけではなく、みんなにどのようにすればもっと効率的に畑が耕せ、種から収穫できるのかを考えさせる土壌を醸成する意識を持たせるのか?である。
多忙で部下の育成に時間が使えないのは管理職失格である。
目の前の成果を上げるために自分でやる方が早いでは何も変わらない。
忙しいのであれば、逆に部下のスキル向上を促しチームの生産性を上げたほうが結果的にチーム全体の成果も上がる。
また掲げるべきゴールも記載されている。
『常に三割と三%という二つの生産性向上を目指す』
三割 → イノベーション(改革)
三% → インプルーブメント(改善)
現場のスタッフが単独でできる三%の改善とは異なり、三割もの生産性改善を実現するには、管理職の強い意志とリーダーシップが必要で、実施期間も一年を超え、長期的な視野や計画性、リスクをとっての判断も求められます。

結論が出なかった会議 → なぜ今日の会議では結論が出せなかったのか?を記録し、改善を促す。
会議とは「決めるべき結論を決める」のが会議である。
それを基にすれば、ブレストなどで集まる会議には意味は存在しない。

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さんの書評2017/04/16

教える技術 ーチームリーダー編ー

教える技術 ーチームリーダー編ー
リーダーに必要なものは、部下からの信頼である。
ではどうすればよいか、それは、部下の行動をすぐにほめる事である。
そのことにより非金銭的報酬を積極的に提供し、この仕事をやってよかったとやりがいを与える。

トータルリワード(非金銭的報酬)の6要素
1.承認(感謝すること)
2.均衡(ワークライフバランスへの配慮)
3.文化(連帯感があり、のびのびと働ける職場風土)
4.成長(成長機会の提供)
5.環境(居心地のよい職場づくり)
6.骨組み(具体的ン指示や指導)


行動科学マネジメントによると、例え部下の報告が悪いものであっても、報告自体をほめる事で、部下は進んで、報告するようになり、大事になる前に対処できる。

金銭的報酬以外のもの、達成感や、成長感を与えてあげるのが、リーダの役割。
このチームでよかったと思え、メンバーが、自発的、積極的に動ける環境を作ることである。

成果が出る行動の定着
1.成果が出る行動が何なのかを見つけ出すこと
2.部下が実際に成果が出る行動を繰り返しているかどうかの確認
3.成果が出る行動を継続させる工夫

1.望ましい行動の決定
その業務で成果を上げている人の行動を細かく書き出し、成果を上げている人だけが実践している行動を洗い出す。そして、望ましい行動の候補を部下と話し合い、どの望ましい行動をするか決めていく。
2.チェック(行動の実践を回数で確認)
特にグラフ化して客観的なものとして提示する。
3.フィードバック(さらに行動を増やすために)
報告を受けたら、そのこと(行動)自体を評価(ほめる)
ABCモデル(A:選考条件:行動の直前の環境→B:行動、発言、ふるまい→C:結果:行動した直後に起きた環境の変化)
ショートミーティングに応用すると…
1回目:望ましい行動を二人で決める。
部下は①望ましい行動の実践②できた回数を記録
2回目:結果を聞いて(チェック)フィードバックする(強化)
部下は①望ましい行動の実践②できた回数の記録
3回目:2度の実践の結果を踏まえて行動の修正を行う。

報連相は部下を管理するためのものではない。
報連相は上記、ABCサイクルを廻し、部下に望ましい行動を定着させるための行動であり、部署の戦略と現場の状況のすり合わせの場である。
つまり、現場に立っている部下が集めた情報をトップに提案するなど部署の戦略とすり合わせ、新たな指示を出す。他部署と連携する。さらに上に提案するなどの行動を起こしてあげて、部下にメリットを感じてもらう。
その際の指示はとことん具体的に(日時や頻度、回数など具体的な数値を提示→誰がやっても同じ行動ができるようにシステムを組む)
また報連相の制度をアップするために、その仕事が部署の戦略上、どのように影響しているのか仕事の全体像を提示してあげる。

会議をする際は会議の内容を以下の3つに分類して、重なっているものやあいまいなな会議は削除
1.トップダウン型(情報は上から下へ)
リーダーからの指示命令、意思伝達、連絡、会社が掲げたミッションの開設、プロジェクトの趣旨説明など
注意点
①抽象的な表現やあいまいな言葉はダメ
②1回の会議で伝えるポイントは3つまで
③聞き手の頭の中にフレームを作ってから話し始める。
思いついた順にダラダラ話すのではなく、「今日は例のプロジェクトに関する”期日の件”、”他部署との連携について”、そして”提案時の注意点”の3点について伝えます。

2.ボトムアップ型(情報は下から下からの報告、進捗状況の確認、マーケットの現状の報告など、現場で起きていることをリーダーが把握するための会議
注意点
①報告には必ずフィードバック
②マイナスの報告にはアドバイスを
③求めている報告内容を事前に示す。
3.全員参加型(情報を全員で共有し検討)
問題解決、意見交換、情報分析、ブレインストーミングなど、上司・部下の枠を取り払い、全員がフラットな状態で自由に発言するタイプの会議
①会議のゴールを全員で共有
②否定的なことは口にしない
③事前に遮那で情報を共有しておくとスムーズになる。

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さんの書評2017/04/08

マチネの終わりに

マチネの終わりに
孤独というのは、つまりは、この世界への影響力の欠如の意識だった。自分の存在が、他者に対して、まったく影響を持ちえないということ。持ち得なったと知ること。-同時代にする水平的な影響力だけでなく、次の時代への時間的な、垂直的な影響力、それが、他者の存在のどこを探ってみても、見いだせないこということ。

自由意志というのは、未来に対してはなくてはならない希望だ。自分には、何かが出来るはずだと、人間は信じる必要がある。しかし、だからこそ、過去に対しては悔恨となる。何か出来るはずではなかったか、と。運命論の方が、慰めになることもある。

グローバル化されたこの世界の巨大なシステムは、人間の不確定性を出来るだけ縮減して、予測的に織り込みながら、ただ、遅延なく機能し続けることだけを目的にしている。紛争でさえ、当然起きることとして前提としながら。前項にせよ、悪行にせよ、人間一人の影響力が、社会全体の中で、一体何になるって。

その本の作者 平野 啓一郎さんの過去の著書「私とは何か――「個人」から「分人」へ」を図らずも読んでおり、そこに書かれた分人化という概念、つまり自分は他者を映した人格である。相手により自分が形成され、その他人を触媒にした自分。結局、自分も他人を触媒にした人格を映し出す触媒である。という考え方を踏まえたうえでこの物語は考察する必要があると考える。
主人公である蒔野は天才バイオリニストであり、ヒロインの洋子は3か国語を操る才女でジャーナリストの二人が織りなす、悲劇的な運命劇である。つまりは性格劇ではない物語が非常に綺麗な日本語でうまく描き出されている。
この本にも記載されているが、「古典悲劇が運命劇であるに対して、近代の悲劇は性格劇である」というものを表したもので、古典悲劇への回顧とも考えられる。
つまり、蒔野のバックグランドが天才バイオリニストであることを始まりとしていない。
洋子も才女である必要はなかった。
しかし、大人になってから多くのものが感じる恋愛に対する考えやいつの間に内に芽生えた過去への悔恨を抉り出し、他者を映す触媒としてこの物語を紡ぎ、運命劇を作り出すためにはどうしても平凡な人物では不足が生じてしまうため、やむ得ずそのような人物として描き出した必然を感じた。
上記に示した文章をどれだけの人が考え、言葉にできるのか?それはそれなりのバックグランドを時代が要求するであろう。
またこの物語で語られる「大人の恋愛」、つまり相手の容姿に対する満足などを超えた「自然と同じ目線」であることの居心地の良さ。自分を他者に映したときに過不足を感ずることのない分人としての相手、それは何よりも尊いものに映り、愛しむものとなる。
過去に自分にも同じような恋愛を体験していたため、蒔野の気持ちが痛いほど心に染み入り、修復した思い、考えないようにしていた心に綻びを生じさせるものであった。
もう二度と手に入らないのだろうかと悩んだ日々も懐かしみながらも、内より染み出す抑えられない感情は如何ともしがたいもので、前を向かなければならない重い頭を持て余してしまう。
但し、この物語でも描かれていたが蒔野は洋子でなくても蒔野であり続けたことは周りの視点からすればそれはそれで蒔野であり、必ずしも悲劇ではない。むしろ悲劇には決して映らない。
最後に再会する二人は何を語り、何をお互いを触媒にして見るのであろうか
最後まで十分に読み応えのある心に刺さる物語であった。
素晴らしい。

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さんの書評2017/02/11

確率思考の戦略論ーUSJでも実証された数学マーケティングの力ー

この本を読んでみたかった点としてはやはりマーケティング能力が現状の仕事に必要である、何かひとつでもその成功から得られるものがあるのではないか?と思い、手に取ってみた。
結論としては現職はBtoBであり、この本に書かれているのはBtoCでありそのままを応用するのは難しいかもしれないと感じた。ただBtoBであっても最終的にはCに対する意識が交渉を進めるうえでやはり大事である。ということであった。
またこの本の中にある「確率理論の導入とプレファレンスの数学的説明」は何かに役立てることができるのではないかと思えた。
その中でも特に以下の部分を挙げたい。
①行った業務は必ずその効果・結果・継続性などを検証し定量化を行い、次への糧にする。研修を行った際はそれがどのような効果をもたらし、どのような結果をどのくらい効果が持続したのかを見極めなければならない。
②まとめ:市場調査の本質と役割は3点に要約される。
1.消費者の本質的なニーズ(生きていく上での欲求)は変わらない。変わるのは、そのニーズを満たすカテゴリー便益の製造方法と個々の消費者への便益の配達方法であり、そのカテゴリーを構成している我々のブランドである。我々の取り扱う、カテゴリー・ブランドに対する消費者のプレファレンスが我々の運命を握っている。そのプレファレンスは消費者を取り巻く環境によって変わっていく。プレファレンスの強さを決める消費者の判断は状況に左右され感情的である。
2.1.の認識の下、中長期の未来に対しては、自身が取り扱っているカテゴリーとそのカテゴリーを含む上位商品群の本質(消費者の求める便益)を質的調査を基に見極める。(質的調査:主に仮説を生み出すための調査。その後に量的調査で仮説を証明する)次にそれらを基礎に整合性を使いカテゴリー上位商品群の法則性を見出す。
「カテゴリーとそのカテゴリーを含む上位商品群の本質」と見つけた法則性の2店から現行の戦略(プレファレンスの強化、認知の方法の改善、便益の配達方法も含む)を見直し、具体的な複数のシナリオを作成する。新しい重要な情報・学びが出るたびに改定する。
3.現状・近未来においては、コンセプト・テスト、コンセプト・ユース・テストにより消費者の現状のプレファレンスを競合に対して相対的に知ることができる。この現状のプレファレンスを基に需要を予測し、効率のよい投資判断ができる。現状のプレファレンスの改善は、このテストの購入意向を重回帰分析することによりわかる。

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さんの書評2017/02/04

学力の経済学

第二章:すぐに得られるご褒美を設定することは「今勉強すること」の利益や満足を高めてくれる。
「テストで良い点を取ればご褒美」と「本を読んだらご褒美」→インプットにご褒美を与える方がテストの結果が良い。つまり、ご褒美は「テストの点数」などのアウトプットではなく、「本を読む」「宿題をする」などのインプットに与えるべき。このことは必ずしも子供の「一生懸命勉強するのが楽しい」という気持ちを失わせるわけではない。ただしご褒美はお金ではなく小さいうちはトロフィーなどの子供のやる気を刺激をするようなものが良い。また子供の能力をほめることは子供のやる気をむしばむ結果となるため、具体的に達成した内容を挙げることが重要で努力を誉めるべきである。
低学年時の子供の勉強方法は
母親→勉強する時間を決めて守らせる
父親→勉強を見ている。(したかを確認するのではない。)
但し、母親→女子、父親→男子に関わる方が効果的である。
また環境としてはただ単に頭が良いクラスに入れても学力アップにつながるのは上層部のみであるが、問題児の影響力はそれよりも強い。
負のピア・エフェクトが問題ならば引っ越しという強制的な環境の変化が子供を守ることもある。
また子供への投資としては小学校に入学前の就学前教育(幼児教育)が効果的
第三章:勉強は本当にそんなに大切なのか?
就学前教育は早熟な知能上昇をもたらすがやがて同程度になる。しかし、非認知能力(忍耐力や社会性があるなど)に大きな影響を与える。
また学校は非認知能力を鍛錬する場であり、しつけも自制心、勤勉性を植え付け非認知能力を向上させ将来への大きな投資になる。

仕事に応用できることとして、すべてにおいてその影響力、その効果を見極めるべきであり客観的な数値として見える化し、客観性を担保するべきである。
教育訓練などはその効果やその後について追跡調査し、客観的な数値として判断しなければならない。
またそれは因果関係なのか相関関係なのかも見極めなければならない。

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さんの書評2016/12/28

悪癖の科学

この本の著者はイギリスのキール大学の講師であり、「悪態をつくことによって苦痛を
緩和する」研究で、イグ・ノーベル賞を受賞している専門家で「性交渉」、「酒」、「悪態」
などについて、社会的に悪いと言われていることにも効用があるのではないか?
と問いかけているものである。
それぞれの実験結果から客観的な結論を導き出すためにその反証実験も紹介されており、バランスの取れた内容になっている。

「第1章 相手かまわず」
クーリッジ大統領夫妻の会話から「クーリッジ効果」と言われる性行動の現象を表す言葉が生まれた。交尾を繰り返し、消耗しきり今までのメスでは反応しなくなったオスでも新しいメスの登場で瞬く間に蘇ることを示す言葉
「第2章 酒は飲め飲め」
ラット御殿からモルヒネに関する常習性を実験しており、常習性は環境もしくは身辺からのストレスから起こり得るものであることを示していた。
「第3章 チョー気持ちいい」
悪態をつく言葉を口にすると痛みに大勢が向上した。
また厳粛な場(学会など)で口にする少しの悪態は信頼性を向上させるもの
「第4章 アクセルを踏み込め」
運転でスピードを出しすぎる理由が2つ提唱されていた。
刺激欲求性:女性より男性に強い傾向があり、スカイダイビングなど刺激が強いものに惹かれる
フロー理論:目新しさと課題を克服した達成感が楽しい気持ちを作っている。ほかのことは忘れて課題に没頭し、課題をこなす「フロー」状態(ゾーンに入った)になり、それらをクリアした際の達成感を味わいたいからとした。
「第5章 恋をしましょう」
恋はただの幻想に過ぎず、その要因となるものはほぼ興醒めなものであり、それを達成するためには複雑で難しい作業をこなす必要があり、肉体的・心理的・社会的にも害悪を与える場合がある。でもたとえ恋がそんな危険な行為だとしても、いくつかの効用はあるらしいです。ちなみに愛と恋は勿論異なります。
「第6章 もっとストレスを!」
第4章アクセルを踏み込めに近い内容であるが、より死に近い状態を論じている。
つまり、走馬燈は本当に起こるのかそれは脳内でのみ起こることなのか、実際に時間が長く感じられているのかを証明しようとしたが難しいものであった。
「第7章 サボリのススメ」
連続して集中し、勉強するより短いタームを何度も繰り返して時間を使う方が効果的である。
「第8章 ダイ・ハード」
臨死体験から幽体離脱が本当にありうるのかを調査したが、証明できなかった。
但し、死ぬ時が訪れたとき重要なのは「後悔なく自分に正直に生きること」である・

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さんの書評2016/12/11

ヨーロッパ、イスラム、北アフリカの大きな歴史の流れを掴むには有益な本である。

前回を読んではないが、今回はその前回言及していない地域の歴史を紐解き、どのように国が形成されたのかを分かりやすく論じている。
扱う地域はアフリカやアメリカ大陸、エジプトやインド、ドイツとイスラム諸国である。
その中には綱がありとして中国も含まれているが、如何に地域を論じようとしても歴史的にはやはりヨーロッパ諸国が中心であり、それに繋がるイスラム諸国との関係が大部分である。
イスラム諸国の歴史的な流れ、特にイスラム教がどのように布教していったのか?それに対してヨーロッパ特にカトリック教会を中心としたローマ教皇や十字軍との争いは非常にわかりやすく、世界史を勉強していない者にとっても入りやすいものとなっていた。
またイスラム教の中でもシーア派とスンニ(スンナ)派の違いと成り立ちに始まり、その後の発展やそれぞれの国の建立は詳細に説明されており、現イスラム教徒によるテロ行為を理解するのに役に立つ部分があった。
但し、著者は歴史学者ではないため語尾が「~であろう」など推論として締めくくっており、詰めの甘さを感じた。
また歴史を学ぶことにおいて詳細な地政学的、経済学的なアプローチが少なく、近代のEU諸国、アメリカとが仕掛けた政策の裏側への言及・踏み込みが少なく若干の物足さを感じる部分があった。
また今後、経済発展が見込まれるASEANに対する示唆が乏しく、残念であった。
特にイスラム教がインドやマレーシアで信仰された原因を「異国からやってきたイスラム教徒がかっこよく見えたから」とはいただけない。
では、なぜインドにはイスラム教が二番目に多いのか?なぜヒンズー教がいまだ多いのか?マレーシアではイスラム教が最も多いのか?そのほかの海洋貿易で栄えた東南アジア諸国とどこが違うのか?
専門家ではない著者に多くを期待するのは酷だが、残念であった。
しかし、全体的には各国様々な歴史があり、同時進行で進む時間軸をぶつ切りではなく、一軸としてまとめあげる手腕には舌を巻くものがあり、著者の咀嚼能力・表現力の高さを垣間見れ、良書と言える。
個人的には、以前に読んだロバート・D・カプラン著『地政学の逆襲 「影のCIA」が予測する覇権の世界地図』の方がより詳細に論じており、こちらをオススメする。

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さんのコメント2017/04/16

教える技術
行動科学を使ってできる人が育つ
「叱る」際のポイント
人格や性格を叱ることは間違い
「どうしていつもモタモタしているんだ」「そんな性格だから売れないんだ」など人格や性格を叱ることは間違い
あくまで焦点はその人の「行動」
・やらなければならないのに、やらなかった行動
・やってはいけないのに、やってしまった行動
実行してほしい行動は、具体的な表現で説明し場合によっては具体的な改善策やアイデアを与える。

さんのコメント2017/03/18

社会人になってもちゃんとした意味を理解しないために使用を控えてきた言葉の成り立ちから漢字の意味を知ることができ、有益なものであった。
以下にいくつか列挙する。

幾重にも御礼申し上げます。
ご隆昌の段、慶賀の至りに存じます。:言祝ぎ:ありがたい素晴らしいことがたくさん次々と起こりますよう
敷衍:抽象的なことを具体的に話す。
忖度する:相手のことを推し量る。
あまつさえ:そのうえ、驚いたことに、あろうことか
いみじくも:まことにうまく、適切にも、巧みにも、まさに、よくも
縷説する:よく言えば「丁寧」、悪く言えば「くどい」
雅致がある:趣がある。

さんのコメント2016/11/05

基本的なことではあるが、非常に有益であった。
特に実際の事例を元に流れや、その理由を丁寧に説明し、思考の整理を行うのに重きを置いているので、紹介されている業種以外であってもすぐに自分の仕事に落とし応用できるようになっている。
別段、究極のメソッドや解決策を幇助しているわけではなく、一般的であり、且つデキる営業は自然と行っていることではあるが、平易な営業だけでなく、研究、間接部門などBtoBに関わる全ての業種において思考の整理や行動の改善に向けて十分に得るものがあると思う。
特に”主語を「あなた」の二人称にする”は自分でも希薄になっていたと感じるものであり、自分の仕事を振り返り、修正すべきところがあると感じた。