さんの書評2018/10/28

全米は、泣かない。

全米は、泣かない。

お笑いトリオ「グランジ」のひとり、五明さんによる有名コピーライターさんへの直球の質問を中心とした対談をまとめた本である。
コピーは言葉と感情を結び付けて、更に濃縮に濃縮を重ね、無駄をできるだけそぎ落とした先にできるものであり、そのため芯を喰らったものでなくてはならず、その過程は人それぞれではありかなりブラックボックスと言える。
個人的にはコピーライターの考えは、普段のプレゼンや顧客に対してものを売る技術に通じるものであり、如何にして相手が考えているものの上を行くか、それをもって如何に相手に新しいことを気づかせられるか?が重要と考えている。
ただ実際にプロはどのようにしているのか?
興味深い。
その中ではウェブの登場により、その前の時代において一番大切な能力とされた文章を削って集約する能力が否定される場面が出ている現実などは面白い発見であった。
しかも、五明さんもまだまだ駆け出しであるため、質問のプロセスが非常に明確になっており、疑問点、更に要点も良く整理されている。
その中で今後、応用が利きそうな箇所を抜粋する。

問題に対して、自分で簡単な制限を掛けることにより思考の幅を集約し、とりあえず出すこと。それによりアイデアがそれに乗ってきて、次々と出てくる。

最初に考えたアイデアで満足しない。別のアイデアを考え、締め切りまで競わせる。

言葉を変えたことで何のプラスが生まれるかを自問自答しながら検証していく

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