さんの書評2020/07/08

成功するアフィリエイトサイトの5W2H

# 書評☆4: 30歳の私が運営歴3年のアフィリエイトサイトを6億2000万円で売却するまで | 成功するアフィリエイトサイトの5W2H ## 概要 - 書名: 30歳の私が運営歴3年のアフィリエイトサイトを6億2000万円で売却するまで - 副題: - 著者: 福田 拓哉 - ISBN: 9784344916616 - 出版: 2018-07-31 - 読了: 2020-07-08 Tue - 評価: ☆4 - URL: book.senooken.jp/post/2020/07/14/ ## 評価 起業やお金を稼ぐ方法について調べていて読んだ一冊だ。 書名通り,著者が実際に高い価値のアフィリエイトサイトを始めて,6.2億円で売却した話について書かれている。 本書は大きく2部構成となっており,前半は書名に書かれているアフィリエイトサイトの構築の流れから売却までについて書かれている。後半は書名とはやや内容が異なる,売却した著者の働き方などの考え方について,であった人との話などが書かれている。 普段であれば,200ページの半分が書名と関係ない内容で低めの評価をつけるのだが,この肝心の書名の内容が書かれた前半部分,特にアフィリエイトサイトに高い価値をもたせるまでの部分がよかったので☆4とした。 具体的なアフィリエイトサイト構築に当たる,ポイントとなる手順・思考が書かれており,参考になった。 ## 引用 > ### p. 41: ユーザー目線で考えられるようになるための習慣づけ 本書の随所で登場するユーザー目線を考えるための5W2Hといのが参考になった。 例えば,お金を借りるユーザーの5W2Hは以下のものが想定される。 - When: 今すぐ - Where: 近くで - Who: 私が - What: お金を - Why: 今から行く飲み会のお金がないから - How:誰にも知られずに - How much: 2万円 また,ここから派生して,ユーザー自体のニーズをリードするという考え方も参考になった。最近だと,ショッピングサイトのレコメンドシステムなどが思いつく。 > ### p. 60: サイトの付加価値を高める15のノウハウ p. 60から前半の終わりまで,本書のメインテーマであるサイト作りのコツが書かれていた。 まず最初に,ポジショニングとブランディングの重要性が書かれていた。具体的には,あるカテゴリーで一番を目指すというものだ。 そして,キャッチフレーズやネーミングといったずっとついて回るところをしっかり考えることの重要性が書かれていた。 その他,ユーザーの痒いところに手が届くようなサービスとして,ハウツー記事を取り上げていた。手取り足取りやり方を教えるというところにユーザーを惹きつける力あるようだ。 > ### p. 88: <その6> サイト作りには「ランディングページ」が必須 アフィリエイトサイトの製作時に,コンバージョンさせるためのランディングページの重要性が書かれていた。 LPの制作ノウハウは既に研究され尽くした「科学的」なもので,一生使えるノウハウだとか。 例えば,以下の構成がテンプレートだとか 1. ユーザーの悩みの確認 2. 悩みを解決できる理由 3. 商品の説明 (5W2H) 4. (5の) メリット 5. 他社との違い 6. 権威づけ 7. お客さまの声 8. 限定 9. 無料プレゼント > ### p. 125: 人脈は関係ないのか? よくビジネスの成功要素の一つとして人脈を挙げられるが,少なくともアフィリエイトサイトに関しては人脈がなくても,業務委託契約程度の関係でなんとかなるということで,ある意味心強かった。 ## 結論 アフィリエイトサイト運営における重要な視点が書かれていた。 基本的にお客さま目線を第一に考えて,ブランディングに重点をおいたサイト運営を行うという内容だった。 できるだけ大きなニッチな市場を見定めて,そこでの一番を目指すという個人でうまくビジネスをやっていく上での王道ともいえるやり方だった。 具体的な考え方,プロセス,手順などが書かれており,参考になった。 ネットで著者について調べると,虚偽や詐欺というキーワードもちらつくものの,書籍前半の内容は有益だった。 手元に残してサイト作りの参考にしたいと思った。

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