さんの書評2018/08/13

トライ&エラーの中で進化しないと生き残れないアーケードの魂。その体現。

トライ&エラーの中で進化しないと生き残れないアーケードの魂。その体現。 その生き様はゲーマーだけに有効なものか。 あるゲームクリエイターの対談で、かつてアーケードとPCゲームでは作り方が違ったのだという 「文化」の違いを説明されていた。 アーケードゲームはプレイヤーにトライ&エラーを促すのだという。 この点がPCゲームとは決定的な文化の違いとして、少なくてもその当時あったのだと。 アーケードゲームはプレイヤーを殺しにくる。 ゲーム会社が1日で、コインという名の利益をいくら稼ぐのかがこの点に直結しているから。 殺しにくるアーケードゲームの世界で、生き残り続けられるのはトライ&エラーを続けて 殺されない方法を見い出して進化したゲーマーだけなのだ。 成長がなければ意味がないと本の中でしきりに述べる著者の言葉と生き様は このアーケードの生態系に適応したものだ。 しかしその生態はゲーマーという特殊な人達にだけ有効なものだろうか? もちろん違う。

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