さんの書評2018/02/02

痛みの原因は神経が圧迫されることではなく牽引されることである、という説が興味深い

健康雑誌で背骨コンディショニングを知って、数冊あたっている。
本書はとくに首に焦点をあてたメソッドの紹介である。
頸椎のズレやねじれによる神経の牽引(圧迫ではない)が痛みの原因である、というのが背骨コンディショニングの理論的柱のひとつ。
この説に従えば、これまで疑問に思っていたたくさんのこと、たとえば痛いほうに曲げるとどうして痛いのか(筋や腱は緩んでいるはずなのに・・・)とか、数々の素朴な疑問が、まるで霧が吹きはらわれるようにクリアになるのがたいへん興味深い。
ただ、第1、第2頸椎のズレ、ねじれについては矯正のためのストレッチと筋トレが紹介されているが、第3~6、第7頸椎についてはそのための方法がとくに提示されていない。
第3~第6頸椎についてはズレ、ねじれのチェック方法すらも省かれている。(別の本には書いてあるのに)
一般向けの書籍では体系的な議論は必要ないのかもしれないが、やや不完全燃焼感は残った。
ちゃんとやるには背骨コンディショニングの体操教室に通って指導を受けたほうがいいが、自力でやるなら2,3冊あたってみてからのほうがいいと思う。

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