名画誕生に秘められた巨匠の生き様を描く原田マハ「きらら」の作家たちvol.5

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暗幕のゲルニカ

原田 マハ

「ゲルニカ」を「ピカソの戦争」展で展示することはできるのか?「ゲルニカ」制作時のピカソのアトリエ、9.11後のNY、「ゲルニカ」収蔵のスペインを舞台に、美術小説とサスペンスが融合した極上の傑作。

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本日は、お日柄もよく (徳間文庫)

原田マハ

スピーチライターという耳慣れない職業に就くことになった二ノ宮こと葉。切磋琢磨、奮闘努力し成長していきます。気持ちのいいラストは紙ふぶきが舞う拍手喝采の大満足です。

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ジヴェルニーの食卓

原田 マハ

ジヴェルニーはパリ郊外でモネが夢と愛情を込めて作った理想郷です。白内障を治療しながら「睡蓮」の連作を描き続けたモネ。その他マティス、ドガなどの印象派の巨匠達の生き方に想いを馳せる贅沢な美術小説です。

名画を楽しむもう一つの方法。美術館巡りが好きなのに行けない人にオススメ

原田マハさんは「暗幕のゲルニカ」が第155回直木賞候補になっています。美術小説を得意としていますが、恋愛もの、家族の小説、シリアスなものなど著作は多岐に渡っています。「きらら」では2014年6月号より「ロマンシェ」を連載していました。パリでリトグラフを学ぶ日本人美大生の恋愛などがコミカルに描かれている作品です。
原田さんは20年近くキュレーターとして美術館に携わる仕事に就いていました。その造詣の深さから来る描写は、モネやドガやピカソなどの巨匠が作品を制作している様子を生き生きと浮かび上がらせ、読者自身はまるで傍で見ているかのように感じます。
お気に入りの名画が描かれた背景にはどんなドラマがあったのか。原田さんの美術小説は、史実とフィクションを織り交ぜ、巨匠の息遣いや何気ない仕草がリアルに感じられます。美術館で絵を鑑賞するだけでは味わえない、それよりさらに巨匠たちに近づくことのできる世界です。

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閲覧回数:1324回、公開:2016/06/30

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