一線を越えてしまった人たちの生き方を知る3冊

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最後の冒険家

石川 直樹

なぜ、そこまでして夢を追い求めるのかー 気球で二回目の太平洋横断に挑戦したまま行方不明になった神田道夫さんの話。なぜ神田さんは、命を賭した危険で無謀な挑戦をやめられなかったのだろうか。

図書館指定なし

自分の体で実験したい―命がけの科学者列伝

レスリー デンディ

人間とは、そこまでして真実を知りたい生き物なのかー タイトル通り、自分の体で、命がけの実験をした人たちのお話。ともすれば常軌を逸した方法で自らを実験台にした人たちについて書かれています。

図書館指定なし

老人ホーム―一夜のコメディ (海外文学セレクション)

B.S. ジョンソン

他人が見ている世界は、あなたのものとは全然違うかもしれないー  老いたとき、そして、意識が薄れていったときに、人は何を感じ何を思うのだろうか。非常に感動した一冊です。絶版なので、図書館で探してください

自分が常識人だと思っている人にオススメ

自分の世界の範囲について、再考するきっかけになりそうな3冊の本を選びました。

自分が信じている事柄なんていうものは、この世界のほんの一部分でしか無いし、真実だとも限らないのではないでしょうか。あなたの常識と、他の人の常識は全然違うかもしれない。同じ場所で同じ時間を過ごしていたとしても、他人が見ている世界は、あなたのものとは全然違うかもしれません。

本を読むことの魅力は、他の人の世界を追体験できることにあると思います。なぜ(ある種の)人は、命をかけてまで夢を追い求めるのか。なぜそこまでしてまで、真実が知りたいのか。意識が薄くなっていったとき(それは人ごとではありませんね)、何を感じ何を思うのか。・・少し思いをはせてみると、自分が築いていた思考の壁が少し取り払われるかもしれません。ぜひ、他の人の考え方や意識を体感してみてほしいです。

ところで、ここではジャンルが全くばらばらの3冊を取り上げました。
図書館では、「最後の冒険家」はティーンエイジャー向けの棚にあるかもしれないし、「自分の体で実験したい」はおそらく科学書の棚、「老人ホーム」は外国文学の棚で見つけることができるでしょう。それらの棚で、また新たな本との出会いがあり、読書体験が広がってゆくーそれが図書館の魅力だと思います。

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閲覧回数:4663回、公開:2010/06/28

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書いた人 : ひろよさん

これまで利用した中で好きな図書館は、出身高校の図書館と、アメリカ・カリフォルニア州パロアルトのDowntown Library(こじんまりとしており、中庭などもあって雰囲気が良い)。スイスやアメリカの図書館では、返却期限を過ぎた場合にペナルティ(罰金)が科せられることに感心。日本でも導入したらいいのに、と思う。
好きな作家はジュンパ・ラヒリと北村薫です。

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