大真面目な語り口調のフィクション本4冊

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ノーダリニッチ島 K・スギャーマ博士の動物図鑑

K・スギャーマ

もちろんこの世に存在しない動物を取り上げる。しかし、読み進めていくと、雰囲気に呑まれてなんだか本当にノーダリニッチ島は存在するのでは思ってしまう構成となっている。

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ウィルソン氏の驚異の陳列室

ローレンス ウェシュラー

「これは果たして本物か?」と疑うような、現実と空想が織り成す話。限りなく本物に近い。でも違う。そんなもどかしさもある本。不思議不可思議。

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完全な真空 (文学の冒険シリーズ)

スタニスワフ・レム

架空の本に書評するという、へんてこに、へんてこを重ねた本。フィクションだと思って侮るなかれ、書評を読めば本編も読みたくなる、でも本は存在しない。逆引きできぬ(似た本はあるかも)もどかしさの極限がある。

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らくだこぶ書房21世紀古書目録 (ちくま文庫)

クラフトエヴィング商會

未来の古本屋さんが、あらゆる時代、空間の本を紹介する本。こんな本があったらいいな、とか、いずれ現代の本もこうなっていくのだろうか、なんて考えたり。個人的にはゆとりの生まれる静かな本でした。

架空のものをつくって、語りたいひとにオススメ

ぽかぽか陽気の日が少しづつ増えてきて、頭がほわほわしてしまう。空想の世界はどこまでいっても空想だけど、もしかしたら現実になるかもなんて思ったりしてしまう、恐ろしき春の魔法。
幽霊、妖怪、UFO、UMA等、本当にいるのか疑わしい、でもいると思ってる。目に見えているものだけが本当ではなくて、実際は目に見えているものだって疑わしい。
今回取り上げた本は限りなく本物と嘘の境界線へ迫っていった本だと思うので、気になったら読んでみてください。

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閲覧回数:3208回、公開:2013/03/17

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書いた人 : くいしんぼうさん

堅苦しいことは、仕事だけにして、ゆるく、やわらかくいきましょ。本屋さんも、図書館も、息苦しかったら楽しく本を選べません、読めません。のほほんのほほほほほん。

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