大人になる前に一度は読んでほしい本

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忘れ川をこえた子どもたち

マリア・グリーペ

幻想的な北欧の物語。でも、ただ幻想的だねー。だけでは終わりません。人の心の機微や、完全に分けることのできない善と悪、常に立場が入れ替わる強者と弱者。奥の深い物語です。

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トンカチと花将軍 (福音館文庫 物語)

舟崎 克彦

いわゆる「ナンセンス・テール」の先駆として位置付けられてはいるけれど、その奥にあるのは「真の幸せとは何か」ということ。頭の柔らかいうちに読んでもらいたい物語です。

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思い出のマーニー〈上〉 (岩波少年文庫)

ジョーン ロビンソン

主人公アンナの生きづらさというか、自己評価の低さからくる頑なな心が、他人事とは思えない。決して孤独が好きなわけじゃない。友達が欲しい。だから現れた、マーニー。彼女の正体は、下巻に続く。

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思い出のマーニー〈下〉 (岩波少年文庫)

ジョーン ロビンソン

上巻とは違う怒涛の展開が繰り広げられる下巻。上巻が布石なら、下巻は怒涛のヨセかもしれない(囲碁用語)。ミステリーのように、謎が一気に解かれていく。物語は、めでたしめでたし、で終わる。

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時の旅人 (岩波少年文庫)

アリソン アトリー

第1次世界大戦後、まだガス灯がついていたころのイギリスの少女主人公の、いわゆるタイムトラベルもの。中世と現代の間を行ったり来たりしながら成長していく物語。過去を変えることはできないあたりがリアル。

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トムは真夜中の庭で (岩波少年文庫 (041))

フィリパ・ピアス

古時計が13時の鐘を打つ時、その庭園への道が開かれる…。時間を扱ったファンタジーではあるけれど、時間を超越して冒険するだけの物語ではない。時間の性質について考えさせられる本である。

悩める小学生(高学年くらいかな~)にオススメ

どの本も、子どものころ(できれば頭の固まる中学生以前)に読んでもらいたい。大人になってから読むのもまたいいけれど、ぜひ、子どものころに読んでもらいたい。何故かって? それは、どの本も主人公が子どもだからさ!
親に愛されていないんじゃないかと悩んだり、友達とけんかしてしまったり、実はドラえもんがいて、タイムマシンで過去をちゃちゃっと変えてくれたりするんじゃないか…。そんなことを考えている子どもには、ぜひ、これらの本を読んでもらいたい。
いろんな形はあるけれど、君は誰かから必ず愛されているし、今日、友達とけんかしてしまったからって、明日もけんかしたままとは限らない。ドラえもんはいないから、過去は変えられないけれど、過去を反省したり、バネにしたりして、明日に羽ばたくことは自由だ!
そんなことを、これらの物語から少しだけでも汲み取ってもらえるとうれしい。
これらの物語を、大人になってから初めて読む人は、物語の裏に潜んだ真実など気にせず、とりあえずは童心にかえって、子どもの気持ちで楽しんでほしい。大人の心で、物語を深読みするのは2度目以降でいい。2度、3度と読むうちに、物語の奥に潜んだ作者の意図に気付くだろう。
それは子ども時代には得ることの難しい(できないとは言わないよ)、糧になることだろう。

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閲覧回数:1998回、公開:2012/04/15

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書いた人 : ねねこさん

某図書室の司書。
毎日、本に囲まれて過ごしてます。
図書室発行の広報誌にエッセイを書くこともあり。
アンテナはギュンギュンに伸びてます!

Twitter : neko_neneko - 作者につぶやく

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