目次
自然と文化をつなぐデザイン
宇宙観、信仰、習俗、伝統知を生かした自然保護
監修 古田尚也 国際自然保護連合(IUCN)、大正大学地域構想研究所
4 巻頭言「自然保護に関する思想の変遷と新しい潮流」古田尚也
14 特別寄稿「日本の山岳信仰の歴史と現代:世界遺産登録と山をめぐる想像力の転換」鈴木正崇
22 「深くつながれた絆:保護地域における自然の文化的・精神的重要性」B. ヴェルシュレン+S. ブラウン
30 「守られる自然と失われる文化:保護地域における文化・民俗知の保全」柴崎茂光
36 「里山と社会との新たな関係:森林と人をつなぎ直す」八巻一成
44 「世界遺産 屋久島の近現代:島民の目線で辿る山林保全の歴史」寺田喜朗
54 「大山隠岐国立公園と文化体験:自然・文化の一体的な魅力発信の場へ」中山直樹
62 「四国遍路における遍路道の復活」向井公紀
68 「災害と共生する智恵と文化:伝統的な災害文化を踏まえ新しい災害文化をつくる」 島谷幸宏
76 「伝統的河川技術とレジリエンス:自然とうまく付き合う日本のグリーンインフラ」寺村 淳
84 「アートを生かした自然保護プロジェクト:ロヒンギャ難民キャンプでのゾウと人との共生」古田尚也
ミニ連載
90 奈良時代の書① 聖武天皇「雑集」_恵美千鶴子
連載
94 動物たちの文化誌㉖ 広重の動物たち_早川 篤
102 コミュニティデザイン学科通信⑬ 介護分野における課外授業_醍醐孝典
110 欧州グリーンインパクト② ジル・クレマンの庭_遠藤浩子
118 社会を動かすアートの新潮流④ 台北ビエンナーレ_清水裕子