紹介
本書は、事例を多く取り入れることにより、小児栄養の理論の概説を実践という場において統合することを目指した。そして理論と実践の内容の縦・横の関係をわかりやすくするために、側注リンクによって関係づけた。さらに、小児栄養についての知識を深めたり、また、さまざまな場面において考えるという学習の姿勢を援助するために資料やQ&Aなどガイドとなるものを多くとり入れた。また、2004年3月には厚生労働省から「楽しく食べる子どもに-保育所における食育に関する指針」が発表され、2005年4月からは、今までの栄養所要量の名称の変更だけでなく、内容、考え方が刷新された「日本人の食事摂取基準(2005年版)」となる。第2版では、それに伴いその間の新しい知見や情報を収録することに努め、今回は大幅な改定をしてページ数も増やした。
目次
第1部 理論編 子どもの食生活と栄養(小児の栄養と食生活の意義
小児の発育・発達と栄養
栄養に関する基礎知識 ほか)
第2部 実践編 食教育と保育(乳児期
幼児期)
第3部 資料編(乳幼児身体発育曲線
幼児の身長体重曲線
食生活指針 ほか)