紹介
ゆったりこどもと向きあうヒント
この本に収録されている25話の小さな物語は、幼いこどもと暮らす親たちが、いつの時代にも出会う困ったできごとです。
赤ちゃんから幼児へと成長していく節目で起きる、大小さまざまなトラブルは、親を困惑させたりあわてさせます。大人の常識や理性をゆさぶり、こんなこと許していいの? 大きくなったとき、他人に迷惑をかけるわがままな子にならないかしらと、親はつねに遠い先を心配します。
こどもの成長・発達は、変化に富んでいます。ひとつひとつの困った時期は短くて、あっという間に次の成長段階に向かい、新たな困難をひき起こします。そのため困難な事態は次々に変化しつつ連続します。子育てがたいへんなゆえんはここにあります。
この本に掲載されたエピソードのひとつひとつが、子育てに疲れてわが子にイライラしているお母さんたちにとって、ほっと安心できる内容であることを願っています。
(「はじめに」より一部抜粋)
目次
はじめに
1 幼い子のクセと生活習慣
Q1 指しゃぶり
Q2 ほ乳びんをはなせない
Q3 野菜ぎらい
Q4 性器をさわる
Q5 おかたづけできない
Q6 飼い猫をいじめる
2 幼い心と自己主張
Q7 人見知り
Q8 おばあちゃん子
Q9 お風呂をいやがる
Q10 あと追い
Q11 疳(かん)が強い
Q12 「バカヤロー」を連発する
Q13 人のものをとる
Q14 「どうして?」の連続
3 幼い子が園で過ごすとき
Q15 かみつく
Q16 友だちの輪に入らない
Q17 「自閉的傾向」がある
Q18 泣き虫
Q19 こだわりが強い
Q20 なにをするのものんびり
4 幼い世界を旅立つとき
Q21 お店のものをとる
Q22 うそをつく
Q23 眉毛をぬく
Q24 おこづかいでおごる
Q25 夜中に泣いてこわがる
おわりに