目次
よき人生への誘い/「和語陰隲録」について
第一章 立命之学
第一 孔老人との出会い
第二 占い以後の袁了凡の生き方
第三 雲谷禅師との邂逅
第四 雲谷禅師の積善の教え
第五 袁了凡の生活態度の反省
第六 薄相を福相に転ずる
第七 勇猛の心を励ます
第八 功過格による善事への誓願
第九 袁了凡の三千善の誓願と男子誕生
第十 袁了凡の功過格の進め方
第十一 一行も萬膳の功にあたる
第十二 息子、天啓に立命の説を諭す
第二章 謙虚利中
諸生の謙虚な行いの実例
一 丁敬宇のこと
二 馮開士のこと
三 李霽岩のこと
四 趙光遠のこと
五 夏建所のこと
六 張畏岩のこと
第三章 積善の家に余慶あり
第一節 積善の家に余慶ありの意義
一 瀕死の者を助けた建寧の楊栄のこと
二 鄞県の楊自徴のこと
三 福建の謝都事のこと
四 福建の林氏の慈悲深き老母のこと
五 馮琢菴の父が瀕死の者を助けたること
六 台州の応尚書の陰徳善行のこと
七 常熟の徐鳳竹の父の善行のこと
八 嘉興の屠僖公が無実の囚人の命を助けたこと
九 池陽の馮信之の信仰心と功徳のこと
十 嘉善の支立の父が罪なき斬罪人を助けたこと
第二節 積善と陰徳の十ヶ条
第一条 人と与に善を為す
第二条 愛敬心に存す
第三条 人の美を成す
第四条 人に善を勧める
第五条 人の危急を救う
第六条 大利を興し建てる
第七条 財を捨てて福を作す
第八条 正法を護持する
第九条 尊長を敬重す
第十条 物の命を愛惜す
附録 陰徳・積善を実施するために
対談 陰隲録と広瀬淡窓