目次
好色一代男 西鶴における作家的出発 西鶴における自然 西鶴論への一視角 西鶴・好色の精神史 『好色一代男』の読み方 雨月物語の評価(1) 「菊花の約」の論-雨月物語の再評価(2) 「血かたびら」の論 芭蕉にとって体制とは何か 都物語小考 犬著聞集管見 葉隠序説 日本詩史における誌的実験 「用明天王職人鑑」考 戦国乱世 近世における性の理想像 遊び概説 鶴屋南北の世界 近世における和歌文学の可能性 日本文学における罪と美 非Aの聖獣 旅・聖性・反自然
序説 天皇制・時間の詐術 若者の生きざま ことばの凋落の季節 表現の自由と差別 凡胎の聖挫折者 イニシェーション・ある日本的風景 平和国家の幻像 芸能における差別 内なる転向・日本的心情の系譜 宗教者の生と死 民衆と常民と異常者と
悪の思想とその伝承 破滅のための美 変身の系譜 擬の文学=SFの想像力 劇場空間の再発見 人間領域をこえて 聖・性・恥 近代文学における芸能的要素の意味 「草」のイメージ 怨霊の系譜 人形・からくり・変幻 無惨なまでに美しく 谷崎における古典主義時代とは何か 三島由紀夫と澁澤龍彦 蒼い喪列 益田勝実「火山列島の思想」私論 連帯の熱いしぶきに 解説-平岡正明著『韃靼人ふうのきんたまのにぎりかた』 銀器鏘然 魔への埋めがたい距離 血の輪廻 「吉里吉里人」井上ひさし 解説-三國連太郎著『白い道』 解題・解説『三七全伝南柯の夢』の構造 創造としての想像力 歌右衛門讃 行かねばならぬ歌の道 狂言にみるサンカの原像「察化」 解題とその人