目次
序文−北方言語研究への一つの願い 池上二良
はじめに−北のことばを訪ねて 津曲敏郎
1 北サハリンを発つ朝(ニヴフ) 白石英才
2 アムールの恵みとともに(ナーナイと他のツングース) 風間伸次郎
3 デルスの見た星(ウイルタ〜ナーナイ〜ウデヘ) 津曲敏郎
4 新天地をめざした白鳥の子孫(シネヘン・ブリヤート) 山越康裕
5 英雄叙事詩を語り継いで北へ(ヤクート) 藤代 節
6 現代文化の奔流の中で(ユカギール) 遠藤 史
7 フィールドから得るもの、返すもの(コリャーク) 呉人 恵
8 トナカイの角のような家系図(アリュートル) 永山ゆかり
9 カムチャツカの自然とともに生きる(イテリメン) 小野智香子
10 ツンドラにトナカイを追う(チュクチ) 呉人徳司
11 極北の国際語(シベリア・ユピック) 永井佳代
12 エスキモーの最大グループ(イヌイット/イヌピアック) 永井忠孝
13 大国に翻弄された海洋民(アリュート) 大島 稔
14 温帯雨林にはぐくまれた自然の中で(ツィムシアン) 笹間史子
15 トーテムポールに刻まれた願い(ハイダ) 堀 博文
16 「意外」との出会い(ヌートカ) 中山俊秀
17 村に鮭が帰るとき(海岸セイリッシュ・スライアモン) 渡辺 己
18 グランドキャニオンの先住民(ワラパイ) 中山(市橋)久美子
あとがき−<文化をうつすことば>と環北太平洋 宮岡伯人