紹介
例えばカタクリが種子から芽生えて何年かかって花を咲かせ,実を結び,どういう方法で次世代を残すのか,これが植物の「生活史」です。本書ではこうした植物の生活史を1種について,カラーイラスト,カラー写真,分布図,解説,英文要約の8頁に纏めています。本書には,次の8つの大きな特徴があります。
特徴1 ボタニカルアートとしての美しさ—実生から開花までの植物の生活史を精確な彩色イラストで知る
特徴2 新鮮な構図の生活史写真を収録—これまでとはひと味違った角度から撮られた1種平均10枚の生態写真で植物の生活を視る
特徴3 植物の自然史を分布図で示す—標本精査と全国ネットで寄せられた最新情報から植物のたどってきた歴史を読み解く
特徴4 植物の知られざる一生への誘い—植物たちのしなやかでしたたかな生き残り戦略に驚く
特徴5 動物たちとの関係について探求—花粉・種子や果実の運び屋である昆虫・鳥などとの共存世界を垣間見る
特徴6 絶滅危惧種の保護・保全について模索—生活史を理解したうえで植物の生活環境に即した保護保全のあり方を考える
特徴7 国際的な普及をための編集—英文要約をつけることにより,日本だけではなく海外の研究者の要望にも応える
特徴8 さらに詳しいデータを得るための文献検索—もっと深く勉強するために巻末掲載の重要文献で調べる
春の植物10種を,正確で美しいカラー図版と写真を愛でながら,わかりやすい解説を楽しんで下さい。
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主要目次紹介
「植物生活史図鑑」のめざすもの
1. カタクリ
2. ヒメニラ
3. コシノコバイモ
4. チゴユリ
5. ホウチャクソウ
6. キバナノアマナ
7. ウバユリ
8. オオバナノエンレイソウ
9. ミヤマエンレイソウ
10. ショウジョウバカマ
植物の種,その生活史を知ることの大切さ
用語解説
文 献
著者紹介
【監修者・著者】
河野昭一 京都大学名誉教授・国際自然保護連合委員
【著 者】
大原 雅 北海道大学大学院地球環境科学研究科教授
高須英樹 和歌山大学教育学部教授
長井幸雄 富山県総合教育センター科学情報部部長
西川洋子 北海道環境科学研究センター研究員
林 一彦 大阪学院大学経済学部(生物学担当)教授
堀 良通 茨城大学理学部教授
増田準三 第一薬品工業株式会社
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目次
「植物生活史図鑑」のめざすもの
1. カタクリ
2. ヒメニラ
3. コシノコバイモ
4. チゴユリ
5. ホウチャクソウ
6. キバナノアマナ
7. ウバユリ
8. オオバナノエンレイソウ
9. ミヤマエンレイソウ
10. ショウジョウバカマ
植物の種,その生活史を知ることの大切さ
用語解説
文 献