目次
はじめに:読者の皆さんへ
著者 謝辞
訳者序
緒 論
第1章 公共食と持続可能な開発:課題と未来像
1.持続可能な開発:理論から実践へ
2.食と持続可能な開発:再地域化は有効か?
3.食品流通の再地域化:持続可能な開発か それとも地域的落とし穴か?
4.公共食とグリーンステート:持続可能な食の流通システムに向けて
第2章 調達の諸事項:公共食の在り方を見直す
1.複雑極まりない公共調達の世界
2.調達を調整すること:商売の国際的取り決め
3.実際の調達:学校給食と公共食の政治
第3章 ファストフード国家か? :ニューヨーク市の学校給食プログラムの再発足
1.飢餓から肥満へ:アメリカの学校給食の歴史の要点
2.アメリカの学校給食の食品の調達に関する複雑性
3.コスト削減、栄養の改善:ニューヨーク市の学校給食改善への課題
4.お客さんとしての子供たち:ニューヨーク市の(ファスト)食事モデル
5.ニューヨーク市の(ファスト)フードモデルを意味あるものにすること
第4章 社会的公正さとしての学校給食:ローマにおける食の品質革命
1.健康と教育サービスとしての学校給食:イタリアのモデル
2.食べる文化と文化を食べさせること:持続可能な食材の調達の文化的次元
3.ローマの学校給食:品質革命
4.公共調達と社会的広がり:ローマのモデル
5.品質のある食と社会的公正:結論
第5章 持続可能な世界都市:ロンドンにおける学校給食改革…
1.福祉改革の3つの時代:イギリスにおける学校給食の盛衰
2.ロンドンの健康学校:持続可能世界都市に向けた食の戦略
3.最前線:グリニッチにおける学校給食改革
4.名声を再構築:グリニッチにおける「ジェミー・オリバー効果」の広がりと限界
5.利点を取り込む:持続可能な学校給食サービスをつくる?
第6章 都市を越えて:地域における学校給食の改革
1.‘単なる料理婦人でなく’:サウスグロスターシャー(イングランド)
における労働の歴史としての学校給食改革
2.地域社会の発展のための学校給食:カーマゼンシャー(ウエールズ)
における地方の学校給食の挑戦
3.地方の力:イーストエアシャー(スコットランド)における持続可能な学校給食
4.学校給食供給における地域の大変革:教訓と挑戦
第7章 自国産:発展途上国における学校給食
1.学校給食と食料援助:世界食料計画の役割
2.アフリカの先駆者:ガーナの学校給食計画
3.行動することによって学ぶこと:自国産の挑戦
第8章 持続可能な開発と公共領域(realm):公共食の力
1.ケアーの公共倫理:学校給食の新しい道徳的経済
2.意図から実践へ:持続可能な学校給食制度の育成へ
3.子どもの食事と公共領域─肥満と飢餓の危機
4.国家のグリーン化:学校給食供給から地域社会の食料計画へ5.コミュニティーの食料計画:都市と公共食
索引 学校給食改革略語一覧