目次
はじめに
第1章 豊かさで人はどのように変わるか、飼われるペットにきけ
1 豊かさとペットの飼われ方
2 戦後日本のペットブームの内容
3 少子化を補うペットたち
4 豊かさの中の孤独を救うペット
第2章 家族のあり方は、野生動物にきけ
1 「団塊世代」と「団塊ジュニア」~家族と暮らし~
2東京オリンピック前(1955年~1963年)の田舎の大家族の暮らしぶり
3野生動物に家族のあり方をきく
第3章 少子化対策は、多くのほ乳動物にきけ
1 日本の少子化をどのように捉えるか
2 少子化の理由を、動物にきいてみよう
3 少子化時代だからこそ、大家族の良さを再考すべき
第4章 食育のことは、動物にきけ
1 「食育」が必要な理由
2 「食育」のことは、動物にきけ
3 食育よりも「食農教育」の実行を
第5章 美味しく食せることの「ありがたさ」を動物にきけ~他の「命」を食して生きる人間に「感謝」の心を~
1 すべての食材は他の「命」
2 日本の肉食史
3 肉食は「命」を頂くことの「ありがたさ」を教えるよい機会
第6章 健康対策の前に、人間の性向を動物にきけ~メタボリック健診を中心に~
1 メタボリック健診のスタート
2 日本の健康政策
3 健康対策の前に、人間の性向を動物にきけ
第7章 市場の役割と限界は、捨てられたペットにきけ
1 捨てられ、処分されるペットの多さ
2 外来種の多さと課題
3 市場の役割と限界
4 市場経済は売買に寛大
5 人間の本質は、動物を飼う姿勢に現れる
6 市場機能の限界を補う「動物愛護法」
第8章 社会の協力関係を知りたければ、アリやハチにきけ
1 アリの分業の素晴らしさ
2 経済学の父アダム・スミスの「分業論」とは
3 日本の家庭、企業、地域、社会は、ハチの分業も参考にすべし106
第9章 貿易の善し悪しは、動物にきけ
1 良い貿易、悪い貿易
2 貿易による恩恵と問題
3 貿易を動物から見ると
第10章 地産地消のことは、ラクダやクマにきけ
1 地産地消が必要とされてきた
2 すぐに皆で駆け出せる日本人
3 地産地消の役割
4 動物の地産地消から学ぶべきこと
5 「食料輸入大国」は、動物と最も隔たりのある生き方
第11章有機農業や環境対策の大切さの根本は、ミミズにきけ
1 ミミズのはなし
2 有機農業とミミズ
3 ところが、ミミズを増やし維持するのが難しい~家庭菜園での一つの試み~
4 ミミズと仲良くなると、人生が変わる
第12章 環境の変化は、野生動物にきけ
1 田舎の生き物は、人の心を豊かにしていた
2 地球温暖化のサインを送り続けてきた動物たち
第13章 安全管理は、ウイルス、細菌にもきけ
1 日常のリスク
2 世界におけるリスク
3 ウイルスにきけ
4 細菌にきけ
5 安全管理を動物にもきいておこう
第14章 経済学は動物社会から学べ
1 野生動物の社会と人間の社会の違い
2 野生動物社会の経済学
3 人間とペットの関係を診断する経済学の必要性
おわりに