目次
ライアン・ラーキン フィルモグラフィー
あんたが部屋に入ると You Walk into the Room
神は知っている God Knows
俺のなかのその男 The Man in Me
準備はいいかい? Are You Ready?
ダウン・ザ・ハイウェイ Down the Highway
セイヴド Saved
夏の日 Summer Days
ズタズタになって、汚れて Ragged and Dirty
道化師が盗人に言うには(1)——ライアン・ラーキン1943─1962 Said the Joker to the Thief I
もう戻れない Never Gonna Be the Same Again
夜の父親 Father of Night
道化師が盗人に言うには(2)——ライアン・ラーキン1963─1972 Said the Joker to the Thief II
ウィンタールード Winterlude
終わることなきさよならを Restless Farewell
三人の天使 Three Angels
道化師が盗人に言うには(3)——ライアン・ラーキン1973─1978 Said the Joker to the Thief III
あんたが望んでいたものは What Was It You Wanted
アイム・ノット・ゼア I'm Not There
変わっちまった Things Have Changed
トゥイードル・ディーとトゥイードル・ダム——ある空想上の会話 Tweedle Dee and Tweedle Dum: An Imaginary Conversation
道化師が盗人に言うには(4)——ライアン・ラーキン1978─ Said the Joker to the Thief IV
世界が堕ちていく World Gone Wrong
流れ者の逃亡 Drifter's Escape
考え方を変えなくちゃ Gotta Change My Way of Thinking
ハイランズ Highlands
訳者解説
前書きなど
ライアン・ラーキン
Ryan Larkin
1943年、カナダ・モントリオール市生まれ。カナダ国立映画制作庁(NFB)にてノーマン・マクラレンに師事し、世界のアニメーション史上に残る傑作を発表。『ウォーキング』(1968)は米アカデミー賞(短編アニメーション部門)にノミネート、『ストリート・ミュージック』(1972)はメルボルン国際映画祭グランプリを受賞する。その後、若くして得た成功とそれに由来するプレッシャーからアルコールやドラッグに依存し挫折、90年代にはホームレスとなる。
2000年、モントリオールの路上で物乞いをしているところを本書の著者、クリス・ロビンソンに「発見」され、アニメーション界に復帰。彼を取りあげたアニメーション・ドキュメンタリー『ライアン』(監督 クリス・ランドレス)がアカデミー賞を受賞し、ふたたびスポットライトを浴びる。その後、30年以上ものブランクを経てアニメーション制作を再開するも、2007年、新作の完成を見ないまま肺ガンで死去。