目次
過失犯論 過失犯の行為規範に関する一考察
ヘーゲルの帰属論の射程
段階的過失における実行行為性の検討
予見可能性と信頼の原則
信頼の原則に関する序論的考察
信頼の原則について
管理・監督過失と不作為犯論
欠陥製品の製造・販売と刑事過失
欠陥製品回収義務と刑事責任
「Corporate culture(企業文化)」論と共犯論
医療過誤に対する法的対応のあり方について
医師の説明義務と患者のいわゆる仮定的同意について
不作為犯論・共犯論 継続犯における作為・不作為
夫婦間の保証人的義務
不作為による詐欺について
「共犯の因果性」の一断面
共同正犯の性格をめぐる管見
「共謀共同正犯」概念再考
不作為犯と共同正犯
不作為による犯罪への関与について
間接正犯と共同正犯
身分犯の共同正犯
教唆犯処罰・未遂犯処罰の根拠と「未遂の教唆」の周辺問題について
幇助犯についての予備的考察
中立的行為による幇助と共犯の処罰根拠
共犯の処罰根拠論と中立的行為による幇助
正犯者における客体の錯誤の共犯者への帰属
正当防衛状況における複数人の関与
越境犯罪と刑法の国際化