目次
序 章 雷文化論への試み 妹尾堅一郎第1章 日本古典文学の中の雷——軍記物語を中心に 佐谷眞木人第2章 中国における雷のイメージの変遷 溝部良恵第3章 ヤハウェ——オリエントの雷親父 羽田 功第4章 イスラムと雷——ムスリム・アラブの雷観 湯川 武第5章 ゼウスと雷とオリュムポス山 西村太良第6章 制御された雷——畏怖の対象としての雷から音楽・舞台表象としての雷への変貌 クナウプ ハンス・ヨアヒム第7章 フランス文学における雷——ヴィクトル・ユゴーと雷の詩学 小潟昭夫第8章 電気、あるいは生命の火花——十八世紀欧米における雷観 萩原眞一第9章 描かれた雷・撮られた雷——イギリス気象学の発達と絵画 横山千晶第10章 一方で聖バルバラ、もう一方でチャンゴー——キューバ混血文化の象徴となった雷の神 工藤多香子第11章 地理から読み取る「雷」 髙木勇夫第12章 庄内地域の雷文化と人々〜冬季雷の里〜 植松芳平・奥山真裕