目次
巻頭言 長木大三
Ⅰ メンタルケア論2
被害者の保護と支援をめぐって 石原 明
笑い学のすすめ——笑いの不思議な働き 井上 宏
終末期に向かう患者と家族へのケア 井上米子
ヘルスケア・システムと住民の対処行動——シャーマニズムにみる癒し
大橋英寿
こころのケアリング 小笠原知枝
新しい指標 神居文彰
人生の歴史性とその語りの理解 小嶋秀夫
医療行為における「精神対話」の新たな復活 佐藤登志郎
共有することとしてのコミュニケーション 清水哲郎
情報化社会における人間関係 高橋 超
理解と援助のむずかしさ 中岡成文
犯罪・事故・災害の被害者支援に伴う心理的問題 長井 進
仮想的有能感を求める人たち 速水敏彦
患者・家族への心のケア 星野一正
個の理解とメンタルケア——発達心理学的考察 三宅和夫
痴呆性高齢者へのメンタルケア 室伏君士
精神対話士へのメッセージ——愛とケアリング ジーン・ワトソン
Ⅱ 「メンタルケア」は今
メンタルケアの本旨について 長木大三
第一回精神対話学会 基調講演(要旨) 川野雅資
末期癌の妻と向き合って 小笠原八郎
被災者との心の対話 坂尻他津子
あるホームにて 西村明美
アメリカのメンタルケア事情 林夕起子
学校カウンセラー奮戦記 日根野寿子
結語 佐藤登志郎