目次
はじめに
第1章 学力って何だ?
なんでベンキョーするの?
学校ができる前は?
モーレツな時代へ
ガマンは何のため?
ガマン大会へのノーサイン
「学力」を身につけるほど不安になる?
おカネと学力
無理のしわ寄せはどこに
無限に「個性」を証明しないといけない時代
産業構造の変化と発達障害
ガマンの力学変化
みんなが「不登校」
格差以前の不安
私たちがバテているワケは……
交換価値としての「学力」
生活・労働と結びついた学び
“トトロの森”の価値は?
自分の力を自分に
第2章 社会性って何だ?
社会性って何だ?
日本に社会はない?
学校・カイシャ・家庭
全面的に同化してきた結果……
いじめはモラルの問題じゃない
家庭だけが居場所?
最後の砦が……
クレヨンしんちゃん
家族信仰?
家族の外に居場所を
キレイな町並みには元気がない
妖怪の復活を!
東アジア特有の問題?
“敗戦”を迎えているはず
対抗文化の問題?
防波堤がない
若者が野宿化する
〈野宿〉と〈ひきこもり〉をめぐる共通点
強迫的な自己実現志向
不安を売りわたすな
公害だ!
外れたからこそ見えてくる地平
第3章 あらためて、不登校って何だ?
――当事者運動の現在地を考えてみる
不登校って何だ?
「誰にでも起こりうる」からこそ
不登校の「歴史」
当事者運動の構図
何が変化しているんだろう?
誰が何を選択?
行政との連携は
不登校するのは才能のある子?
就学義務から教育義務?
磁場を失っている?
居場所は公的に位置づけられるか
教育費を振り分ければ
制度化の矛盾
20代以降の問題は?
学校に行かなくても社会でやっていける?
「明るい不登校」の抑圧
ひきこもりって何だ?
事件を起こす?
問いかけの磁場
選択は解決につながるか
第4章 迷子の時代を生き抜くために
これまでの論点を振り返る
処世術?
フリースクールなどでの学び
オルタナティブな働き方
小銭をかき集める暮らし方
社会をつくるって……
自分自身のことを言うと……
新しい社会性?
コムニタスという試み
居場所の哲学
フリースクールの見直し
キイワードは凡人
迷子でいい?
〈自立拒否〉と〈共鳴〉
あとがき