目次
保護者と先生方へのまえがき
登場人物
全体の流れ
はじめに
1人で起きる
○朝、起きるとき 朝、なかなか起きられない
ていねいな言葉づかい
○校門で ていねいな言葉づかいって難しい
静かにする
○1時間目の授業 みんないっしょに学習しているのに
人の持ち物に気をつける
○休み時間① つい、さわってみたかったから
気持ちをおさえる
○2時間目の授業 いらいらしてたたいてしまった
トイレに行っておく
○休み時間② おしっこをがまんできない
みんなで決める
○休み時間③ おにごっこをしたいのに
失敗したとき
○3時間目の授業 ミスして80点が取れなくて……
人の話を聞く
○休み時間④ 自分のことを話したくて
がまんする
○休み時間⑤ ろうかでつい走ってしまった
みんなで話し合う
○4時間目の授業 気にしていることを言ってしまった
失敗を責めない
○給食当番の仕事 食器を落としちゃった
はっきり伝つたえる
○給食の時間① 給食中に気持ち悪くなった
雰囲気に流されない
○給食の時間② 早食い競争は危険
責任をおしつけない
○昼休み① 遊具でおにごっこをしたら危ない
責任をとる
○昼休み② サッカーボールをけるときは
協力する
○そうじの時間 そうじ当番を忘れていた
約束をする
○放課後① 遊ぶ約束をしたけど、友達が来ない
考えを変える
○放課後② 公園を占領されちゃった
うまく断る
○家で① 友達が急に家へ遊びに来た
お手伝いする
○家で② お手伝いは大切
連絡帳に書く
○家で③ 明日の持ち物がわからない
おわりに
前書きなど
保護者と先生方へのまえがき
本シリーズは、現在、学校教育等で幅広く使われ始めているコグトレを、子どもが一人でも取り組めるように構成したものです。コグトレとは、「認知○○トレーニング(Cognitive 〇〇 Training)」の略称で、○○には
「ソーシャル(→社会面)Cognitive Social Training: COGST」、
「機能強化(→学習面)Cognitive Enhancement Training: COGET」、
「作業(→身体面)Cognitive Occupational Training: COGOT」
が入ります。学校や社会で困らないために3 方面(社会面、学習面、身体面)から子どもを支援するための包括的支援プログラムです。
もともとコグトレは学校教員や保護者など指導者のもとでテキストを用いて実施するものですが、そういった環境を作るのがなかなか難しいといった声もお聞きし、子どもが一人でも読み進めながら学べる形式のテキストの作成を検討して参りました。
本シリーズは、以下の「困っている子どもの特徴〈5点セット+1〉」に対応できるよう、コグトレを応用したワークブックを使って、一人で読み進めながら、登場人物とともに子ども自身が困っているところや苦手なところを克服していく展開となっています。(「困っている子どもの特徴〈5点セット+1〉」につきましては、『教室の困っている発達障害をもつ子どもの理解と認知的アプローチ――非行少年の支援から学ぶ学校支援』(明石書店)をご参照ください。)
(…後略…)