目次
はじめに
第Ⅰ章 国際バカロレアの概要[石村清則]
はじめに
1 国際バカロレアのカリキュラム
2 日本語・日本文学の教育内容
3 日本語・日本文学から見る評価方法
おわりに
第Ⅱ章 諸外国の公立学校への導入の試み
Ⅱ-1 イギリス:公立学校における教育改革とIBディプロマの導入[錦織嘉子]
はじめに
1 イギリスの公立学校におけるDP導入の社会的背景
2 イギリスにおけるDPの導入状況
3 公立学校におけるDP導入の状況:ケント州の事例から
おわりに:公立学校によるDP提供の課題と今後の展望
Ⅱ-2 アメリカ:公教育の質の保証について[奥出桂子]
はじめに
1 アメリカの教育制度の概要
2 IB導入の目的
3 経費
4 教員の採用方法と研修
5 生徒、保護者
6 IBマグネットプログラム(選抜IB準備コース)の例
おわりに:課題と今後の展望
Ⅱ-3 ドイツ:ヨーロッパ化に向けて[吉田孝]
はじめに:ドイツの教育制度の特色
1 ドイツにおけるIB・DP
2 IB 導入の目的:ゲーテシューレの例
おわりに:課題と今後の展望
Ⅱ-4 中国:欧米大学進学熱に応えて[黄丹青]
はじめに
1 IB導入校の拡大とその背景
2 国際学校ならびに国際部による現地校でのIB導入
3 教育のグローバル化と政策による促進
4 IB導入の実施にかかわる諸要因
5 IB導入の目標と卒業生の進路
おわりに
Ⅱ-5 香港:なぜ公立校でIBを導入しないのか[大和洋子]
はじめに
1 香港の歴史的背景および国際学校の需要
2 香港の教育を概観する
3 香港のIBスクール
4 なぜ国際学校やIB提供校の需要が高まるのか
おわりに:IBOとの協働によるリーダーシップ研究課程の開講
Ⅱ-6 日本:グローバル化とカリキュラム改革[岩崎久美子]
はじめに
1 国際バカロレアの公立学校への導入
2 グローバル化:都立国際高等学校
3 カリキュラム改革:市立札幌開成中等教育学校
おわりに
Ⅱ-7 国際バカロレア導入の国際比較[岩崎久美子]
はじめに
1 国際バカロレアの発足
2 国際バカロレアの拡大
3 国際バカロレア導入における各国の動き
おわりに
第Ⅲ章 国際バカロレアを教える日本人教師とは
Ⅲ-1 日本人教師の実態[橋本八重子]
はじめに
1 調査者の属性
2 IB日本人教師のキャリア
3 授業・研修について
4 要望
5 日本の教育、入試制度、学校全般について
おわりに
Ⅲ-2 日本人教師としてのやりがいやストレス[金藤ふゆ子]
はじめに
1 IB日本人教師の職務に対する肯定的意識:日本の公立小学校教員との比較を通じて
2 IB日本人教師の職務に対する否定的意識:日本の公立小学校教員との比較を通じて
3 IB日本人教師と日本の公立小学校教員の職務上の意識の構造
4 IB日本人教師の生活全般への満足度についての検討
おわりに
Ⅲ-3 日本人教師調査結果からの考察[岩崎久美子]
はじめに
1 日本語教師は何を教えているか
2 日本の国語教育と何が違うか
3 調査概要
おわりに
Ⅲ-資料 国際バカロレア教員調査結果
第Ⅳ章 国際バカロレア受講者のその後
Ⅳ-1 在学生調査――ディプロマ・プログラム受講前から卒業まで[岩崎久美子]
1 受講者調査の目的
2 調査方法
3 調査結果
4 国際バカロレアの教育効果とは
Ⅳ-2 保護者から見た国際バカロレア教育[大和洋子]
はじめに
1 国際バカロレア履修状況とその後:IBスコアが満点の事例
2 国際バカロレア履修状況とその後:筆者の娘の場合
3 CASの意義とその実施に関して
4 TOKとは何か?
5 Extended Essay(EE)
6 なぜIBディプロマを選択し、IBディプロマで何が身についたか
7 IB教員の重要性
まとめにかえて
Ⅳ-3 国際バカロレア社会人調査[岩崎久美子]
1 社会人調査の目的
2 調査方法
3 調査結果
4 卒業生はどのような人生を志向するか
第Ⅴ章 日本のグローバル化のために
Ⅴ-1 国際バカロレアの政策推進にかかわって[坪谷ニュウェル郁子]
1 高校時代の体験から
2 米国での大学生活と起業
3 二つの学校を立ち上げる
4 アジア太平洋地区の委員に
5 国際バカロレアの今後に向けて
Ⅴ-2 教育の国内性と国際性[相良憲昭]
1 はじめに:教育とは何か
2 教育の主体(アクター)
3 学校の設置者
4 学校教育の目的
5 よき国民
6 価値観の継承としての教育
7 言語教育
8 歴史教育
9 歴史認識と教育
10 国内教育から国際教育へ
11 グローバル・イッシューズ
12 「文明の衝突」と教育
13 国家社会の多様化
国際バカロレア用語解説
おわりに