目次
序文(アンヘル・グリアOECD事務総長)
第1章 岐路に立って
はじめに
現状はどうか?
先行きに陰り?
私たちはどこに向かっているのか?
本書のテーマ
第2章 持続可能な開発とは?
はじめに
持続可能な開発の定義
持続可能な開発の3本柱
トレードオフ
持続可能な開発とはプロセスのことか最終結果のことか?
第3章 グローバル世界の課題
はじめに
グローバル化:昔ながらのプロセスを新しいスケールで
持続可能な方法での開発格差の縮小
目標に向かって
第4章 未来は現在
はじめに
世代間での公平配分
持続可能性を身につける:私たちにあるツールとは?
今こそ行動すべきとき
未来のための計画立案
「超」難問に取り組む:気候変動問題と私たちの未来
持続可能な未来について学ぶ
第5章 生産と消費
はじめに
物質社会
コインの表と裏
真の価格とは何か? 誰が負担するのか?
政府の対応は?
では次は?
第6章 持続可能性の測定
はじめに
持続可能性の測定:何をいつ測ればよいか?
グローバルな側面
持続可能性の評価
豊かな生活を構成する要素とは?
第7章 政府と市民社会
はじめに
変化を起こす
市民と市民社会と進歩
政府の役割は?
国家戦略:持続可能な開発に政府が着手する
何が機能するのか?
不確実性のガバナンス
参考文献
前書きなど
今日「持続可能な開発」という表現をそこかしこで目にするが、実際にはどのような意味なのだろうか? 生産と消費は持続可能性にどのような影響を与えるのか? 経済のグローバル化は持続可能性にとってプラスになるのか、マイナスになるのか? 持続可能性は従来の経済分析ツールによる測定が可能なのか? 持続可能性を促進するために政府、企業、市民に何ができるのか?
OECDは、気候変動、開発途上国との協力、企業の社会的責任など、持続可能な開発に関連する多くの問題について、データの作成、調査、政策提言を実施している。『OECDインサイト4:よくわかる持続可能な開発』は、そうしたOECDの専門知識を活用している。そして、持続可能であるためには、開発が経済・社会・環境という3つの分野での協調した発展に基づくものでなければならないと論じている。