紹介
見知らぬ土地でひとり働くマリリーは、ときおり店を訪れるハンサムなジャスティンにひそかに憧れていた。資産家の彼は手の届かない人だけれど、向けられる笑みはいつも優しい…。そんなある日、町を吹雪が襲い、道路が封鎖されてしまう。足止めを食って困り果てているジャスティンに、彼女は気づくと自宅に泊まるように申し出ていた(『花嫁の困惑』)。ある朝、出勤しようと玄関のドアを開けたタジーは仰天した。戸口にとんでもない贈り物-かわいらしい小さな子猫が置かれていたのだ。おかげで職場に遅刻してしまい、上司のロスにその話をすると、今日はバレンタインデーだと言われた。いったい、誰からのプレゼントなの?首をひねるタジーのもとへ、さらに続々と贈り物が届いて…(『奇跡に満ちた一日』)。2年前の新婚当時、イザベルは夫ルイスに浮気を疑われ、打ちのめされて捨てられた。それでもまだ夫を忘れられない彼女の前に、今やマドリガロ公国公爵家跡継ぎとなったルイスが現れ、過去のことは忘れてやり直そうと提案してきた。とまどいつつも、イザベルは愛の復活を信じて胸をときめかせる。ルイスの真意が別にあることも知らずに(『不機嫌な公爵』)。