目次
日本における法益論の歴史的検討
法益論と社会侵害性について
法益侵害と意思侵害
危険犯・小論
組織犯罪・テロリズムとの戦い?
国家秘密の概念とその立証
自由と安全と生命倫理
児童ポルノ単純所持の処罰根拠について
風営法「ダンス」規制の問題性
心理強制説をめぐる十九世紀前半の議論
刑法史認識の対象と方法について
譲渡担保権者による目的物の不承諾引揚げと自救行為
刑法における過失概念の規定のあり方に関する一考察
麻薬事例における被害者の危険引受け
フランスにおける弁識能力と年齢
真正身分犯の共犯について
名誉侵害罪における「人」の範囲
虚偽犯罪予告行為と業務妨害罪
詐欺罪と機能的治安法
国税滞納処分免脱罪に関する一考察
証券犯罪と刑事規制
裁判員制度の「見直し」について
退去強制と刑事手続に関する「法の不備」〈再論〉
国選弁護制度の現状と課題
ドイツにおける勾留審査手続について
被疑者・被告人の防御権
防御の秘密と捜査・差押えの限界
障がいのある被疑者の取調べにおける支援と適正手続保障
無罪判決後の勾留
袴田事件第二次再審請求における静岡地裁開始決定の意義
間接事実にもとづく有罪認定の準則・覚書
我が国における裁判所侮辱〈特に直接侮辱〉への対応法制とその適用の現状
「死刑モラトリアム」のゆくえ
地域の安全、リスクと犯罪者の社会内処遇
米国少年司法の新動向