目次
はじめに(西山雄二)
出来事を語ることのある種の不可能な可能性(ジャック・デリダ/西山雄二・亀井大輔 訳)
第一部 デリダ×ハイデガー
序(齋藤元紀)
人間/動物のリミトロフィー──ジャック・デリダによるハイデガーの動物論講義(宮崎裕助)
精神と動物について──ハイデガーとデリダ(齋藤元紀)
前代未聞、音声中心主義(川口茂雄)
ハイデガー、デリダ、現前性の形而上学──その「批判」の解明(峰尾公也)
脱構築の継承と「言語の問題」──一九六三──六五年のジャック・デリダ(亀井大輔)
第二部 デリダ×サルトル
序(澤田 直)
サルトルとデリダ、犬と猫──動物の思考(フランソワ・ヌーデルマン/翠川博之 訳)
ポスト実存主義者としてのジャック・デリダ(西山雄二)
文学と哲学の分有──デリダとサルトルの文学論(澤田 直)
サルトルとデリダの「視覚」(藤本一勇)
デリダとサルトル──脱構築の後、ヒューマニズムについて考える(北見秀司)
第三部 デリダ×レヴィナス
序(渡名喜庸哲)
犬だけでなく──レヴィナスとデリダの動物誌(オリエッタ・オンブロージ/馬場智一 訳)
暴力と言語と形而上学──「言葉の暴力」をめぐるレヴィナスとデリダの相違と交叉(小手川正二郎)
デリダはレヴィナス化したのか──「暴力と形而上学」から『最後のユダヤ人』まで(渡名喜庸哲)
待期の贈与──モース・デリダ・レヴィナス(藤岡俊博)
「デリダとハイデガー、サルトル、レヴィナス」に関する文献案内(桐谷 慧・島田貴史・長坂真澄・松田智裕・吉松 覚)