目次
日本の読者へのメッセージ
謝辞
シリーズ編者の序文
序章 理論、実証研究、応答、そして民主主義──本書の焦点と背景
1 本書の狙いと構成
2 民主主義と〈教育〉の権利
3 焦点の移動と展望的タイトル
第 I 部 〈教育〉の社会学理論をめざして
第1章 〈教育〉コードとその実践における諸様態
1 権力と統制
2 分類と枠づけ
3 分類──いくつかの例
4 枠づけ
5 〈教育〉コード
6 コードと変化
7 コードと意識
8 伝達と獲得
9 コードと実証研究
10 結論
第2章 〈教育〉装置
1 序
2 言語装置と〈教育〉装置
3 〈教育〉装置の諸ルール
4 結論
第3章 知識の〈教育〉化──再文脈化過程の探求
1 知識、配置、著者
2 コンペタンス、その社会的ロジック
3 〈教育〉のモデル──コンペタンスとパフォーマンス
4 モデルとそのモード
5 モデル、対立、アイデンティティ
6 再文脈化領域とそのダイナミックス
7 国家と再文脈化過程
8 資本主義の再組織化とアイデンティティ形成
第4章 三科と四科についての諸考察──知者からの知識の分離
第 II 部 理論に照らした実証/実証に照らした理論
第5章 コード理論とその実証研究
1 私にとっての理論のいくつかの基準
2 家族における統制のモデル化──初期の概念
3 学校構造のモデル化
4 〈教育〉コードのモデル化
5 〈教育〉コードとその実証研究
6 分類と枠づけの発展
7 コード獲得のモデル化
8 〈教育〉コード、認知・実現ルール、それらの実証研究
9 基礎的概念──コード
10 生産と象徴統制との領域
11 二つの領域と担い手たち──その実証研究
12 〈教育〉言説の構築──そのモデル化
13 〈教育〉言説──その実証研究
14 概括
補論
第6章 実証研究と記述の言語
1 実証研究の経済
2 記述の言語
3 探求の様式
4 例証
5 議論
6 結論
サブシステムのネットワークに関する補論
第 III 部 批判と応答
第7章 社会言語学──個人的見解
補論
第8章 エドワーズと言語コード論──エドワーズの回答を含む
1 コード概念
2 さまざまなコードと教室
A・D・エドワーズ──バジル・バーンスティンへの回答
第9章 言説、知識の構造、そして場──恣意的ないくつかの考察
結論
第10章 コード理論とその位置づけ──ある誤解のケース
1 物神化
2 コードと多義性を制限するもの
3 ルールと〈教育〉実践
4 ルールと〈教育〉言説
5 コード概念と特種な諸様式
6 恣意性の概念
7 結論
補論
特論(講演記録)
再生産理論とP・ブルデュー──いくつかの論点を考える
1 はじめに──理論の前景と後景
2 いくつかのマイナーな論点について
3 再生産理論は、歪められた〈教育〉コミュニケーションの理論
4 〈教育〉の「相対的自律性」の含意と「象徴暴力」問題について
5 記述のためのルールの欠落
6 ハビトゥス(habitus)概念の意味するもの
7 場(field/界)概念および「恣意」について
8 『ディスタンクシオン』について
9 ‘relation to’(他との関係)と‘relations within’(それ内部の諸関係)
10 結論
解題 本書の主要概念の理解のために(長谷川 裕)
訳者あとがき(久冨善之)
追加文献/邦訳文献リスト
参考文献
事項索引
人名索引