目次
心理療法を顧みる
心理療法における『私』性と『固有』性
ユングの自我体験
主体生成プロセスをまなざす観点呈示の試み
「異」なるものとの出会いとしての臨床性
身体-言語的トポスとしての心理臨床空間
心理療法における居場所という視点
心理臨床における見立て
逆転移概念の批判的検討
心理療法における治療者の熱意の意義
クライエントにとっての事例研究
事例報告の夢
プレイセラピーにおける解釈と洞察
「私」のリズムと表現
バウムという投影法
風景構成法における自己像の「定位」
絵を見ることにおける触覚性
「チャムシップ関係」という視点からみた心理療法
「私」の凝固と溶解
「人の悪口が勝手に浮かんでくる」と訴えた統合失調症青年との面接過程
精神病を抱えるクライエントへの回復期における箱庭療法の意味
統合失調症学生と共に過ごした時間
プレイセラピーにおける自己体験のあり方の変化について
子どもとともにつくる生活の場、そして治療の場
器質性精神障害を抱える女性との出会い