目次
いわゆる「母音交代」をめぐって
「岩ばしる垂水」考
上代語における文節境界の濁音化
上代における国字の出現と表記の変化
漢文の蔭の日本語表記
東寺観智院金剛像『願文集』所収願文の文体について
他言語から見た・上代・中古語の推量表現
係結びの体系
『往生要集』成立・享受における言語生活について. 1 源信の『往生要集』執筆と二十五三昩会の言語生活
平安時代の「もろもろ」と「よろづ」
鎌倉時代の女性文書とその言語特徴
根津美術館蔵春日若宮『大般若波羅蜜多経』の字音点について
室町時代口語資料の漢語と和語の混種語
古辞書の誤字をめぐって
近世旅日記にみる女性の漢字使用
明治時代における「文意識」と近代文体
『言海』『大言海』の外来語
「不審顔」という語から
明治後期・大正期の口語文典における音韻
語の意味記述はなにをしていることになるのか
間接疑問文による連体修飾について
三型アクセントと式保存
文語教育における「文体」のあり方
上田万年「P音考」前後
近代用語としての「生活」とその周辺
『和英大辞典』〈1896〉の略号表示
ジョン・チャーマーズと『英粤字典』
「三味線」は「guitar」か?
「『西遊見聞』に入った日本語」再考
明治初期における聖書の翻訳と日本語意識
日本人の手による漢訳洋書
『語音翻訳』のハングル音訳と琉球語の母音
いろは歌の作者について
韓日現代漢文読法からみた釈読〈訓読〉の流れ
「ある」ことの希望
日本語の親族呼称・親族名称とその歴史