紹介
子どもたちの主体的な探究を育む教育実践の最先端を,理念と手法の両面から展望する.日本でもよりいっそう「対話」「思考」「探究」などの価値が重視されるなか,人として生きるうえで重要な「考える力」の育成という,世界的な教育の目標実現のための手引きとなる書.本書は,M.R.Gregory, J.Haynes, and K.Murris (eds.), The Routledge International Handbook of Philosophy for Children(Routledge, 2017)を翻訳(抄訳).
目次
監修者のことば(小玉重夫)
訳者解説(豊田光世・田中 伸・田端健人)
序章 子どものための哲学という教育的・哲学的ムーブメント
第I部 「子どものための哲学」の民主的特性
第II部 子どものための哲学における子どもと幼年期
第III部 実践における探究の共同体――認識論とペタゴジー
第IV部 学校での哲学
第V部 子どものための哲学の研究と手法
訳者あとがき